サーバの移転や入替時に、前のサーバからエクスポートした秘密鍵とSSLサーバー証明書を IIS8.x以降の環境下にインポートする手順を以下に説明します。
おおまかな作業の流れは以下のような手順です。

  1. Windows へSSLサーバ証明書と秘密鍵をインポートする
  2. インポートしたSSLサーバ証明書と秘密鍵を対象サイトに適用する

■ステップ1 Windows へのSSLサーバ証明書と秘密鍵をインポートする

  1. 他のサーバのサーバ証明書と秘密鍵を PFX、もしくは PKCS#12 形式で用意します。
    ここでは 他のサーバのIISからエクスポートした"yourdomain.pfx" という名前で保存したと仮定します。


  2. 【スタート】→【コントロールパネル】→【管理ツール】→【IISマネージャ】の順にアクセスします。
    以下の画面が開きますので【サーバ証明書】をダブルクリックします。
    SSLサーバ証明書のジオトラスト。Windows Server  へのSSLサーバ証明書(EV SSL証明書)と秘密鍵のインポート、サーバ証明書選択

  3. 右側の操作メニューの【インポート】をクリックします。
  4. 「証明書ファイル(.pfx)」でyourdomain.pfx を指定します。「パスワード」へは、バックアップした際のパスワードを入力してください。
    証明書ストアの選択は「個人」のままにします。 このサーバでも更に秘密鍵と証明書のバックアップを取る場合は【この証明書のエクスポートを許可する】にチェックします。【OK】をクリックします。


■ステップ2 インポートしたSSLサーバ証明書と秘密鍵を対象サイトに適用する

  1. サーバ証明書を適用したいWebサイトを選択し、右側の操作メニューの【バインド】をクリックします。
    SSLサーバ証明書のジオトラスト。
iis8証明書インストール方法更新・乗換、バインド

  2. 以下の画面が表示されますので、【追加】をクリックします。(新規の場合)
    ※すでに443ポートのバインド設定がある場合はご利用中の「https」を選択し「編集」をクリックします。 SSLサーバ証明書のジオトラスト。iis8証明書インストール方法更新・乗換、サイトバインド

  3. 以下画面が表示されますので、インスポートしたサーバ証明書を選択します。
    ※「SSL 証明書」には、フレンドリ名やコモンネームが表示されます。
    SSL 証明書」の選択が完了しましたら、【OK】をクリックします。
    SSLサーバ証明書のジオトラスト。iis8証明書インストール方法更新・乗換、サイトバインドの編集

  4. 以上で設定完了です。